英検5級の概要
試験時間
リーディング | 25分 |
リスニング | 20分 |
スピーキング | 3分 |
合格ライン
リーディング・リスニング:419/850(49.3%)
スピーキング:266/425(62.6%)
※英検の合否判定はCSEスコアによって決定されるため、合格に必要な正確な正答率は不明。また、スピーキングは合否に影響を与えない。
英検5級の問題構成
リーディング
問題形式 | 解答形式 | 問題数 |
短文の語句空所補充 | 4択 | 15 |
会話文の文空所補充 | 4択 | 5 |
短文の語句整序 | 4択 | 5 |
リスニング
問題形式 | 解答形式 | 問題数 |
会話の応答文選択 | 3択 | 10 |
会話の内容一致選択 | 4択 | 5 |
イラストの内容一致選択 | 3択 | 10 |
スピーキング
問題形式 | 解答形式 | 問題数 |
音読 | 録音面接 | 1 |
パッセージについての質問 | 録音面接 | 2 |
日常生活についての質問 | 録音面接 | 1 |
英検5級の対策
大問ごとの目標点
英検は1問何点といった配点方式ではないため、何問正解すれば合格と明言することはできません。目安として6割弱(26~31問程度)正解すれば合格ラインに届くと言われています。スコアは各技能の得点率によって決定されるため、1問当たりの配点は問題の難易度によらず一定です。従って、簡単な問題を確実に得点できるようにすることが合格を目指すうえで重要な点になります。
CSEスコアは受験者全体の得点率によって左右されます。基本的にリーディングよりもリスニングの方が受験者の平均得点率が高い傾向にあるため、特定のスコアを取るためにより高い得点率が必要になります。
以上の点を踏まえた上で、学習効率を考慮した各大問の目標正答数は以下のように設定できます。
大問 | 目標正答数 | 目標正答率 |
R1 | 8 | 53% |
R2 | 2 | 40% |
R3 | 1 | 20% |
リーディング計 | 11 | 44% |
L1 | 8 | 80% |
L2 | 3 | 60% |
L3 | 8 | 80% |
リスニング計 | 19 | 76% |
分野別対策
単語
英検5級合格に必要な単語数は約600と言われています。英検5級 でる順パス単に掲載されている単語をすべて覚えればそれだけで合格ラインの語彙数に達します。
文法
英検5級では主に以下の文法事項が出題されます。
- be動詞
- 三単現
- 複数形
- 代名詞
- 現在進行形
- 疑問詞
- 前置詞
- 否定文
前置詞は他の単元と比べて難しいため、be動詞の用法や名詞の数、疑問文の語順などの基本的な文法事項を抑えて確実に得点できるようにしましょう。英検5級総合対策教本に英検5級で出題される文法事項が網羅されているため、範囲外の対策に時間を取られたくない場合は要確認です。
おすすめ参考書・問題集
単語
英検5級で出題される英単語がほぼ網羅されているため、英検5級対策には必携の一冊です。単語だけでなく、熟語や会話表現も記載されています。なお、単語の読みとして発音記号とカタカナの記法が併記されていますが、先々の学習を考えるとこの段階で発音記号の読み方を修得した方が良いです。
総合対策
英検5級で出題される文法・重要単語・スピーキング対策まで網羅された一冊です。巻末には予想問題も付いているため、アウトプットを積むこともできます。
リスニング・スピーキング
英検5級に合格するだけなら必須ではありませんが、先々の学習を見据える場合、早い段階でフォニックスを学ぶことが望ましいです。フォニックスとは綴りと発音の対応関係についてまとめた体系のことで、フォニックスを学ぶことでネイティブスピーカーと同様の発音を身につけることができます。
過去問
英検5級の過去問が6回分掲載されています。音声はスマートフォンアプリ「英語の友」に対応しています。